「どこでも活用できるサービスを」 静岡県立中央図書館の基本構想の改定案を決定 静岡県教育委員会
静岡県教育委員会は、県立中央図書館の新整備に向けた基本構想の改定案を決定しました。強調されたのは「県内どこでも活用できるサービス」でした。
新県立中央図書館を巡っては、およそ100億円に上る国の交付金の減額が発覚してから、すでに策定されていた基本構想などを再検討する必要があるとし、今年5月から有識者らによる検討会が開かれてきました。
県教育委員会は、この検討会やパブリックコメントなどを踏まえ26日、基本構想を改定しました。
改定された基本構想では新たに「2つの方向性」として、「現県立中央図書館の長所の継承」と「県内のどこからでも利用できるサービス」が示されました。
これまでの検討会でも議論となった地域間の格差。
県立中央図書館が位置する静岡市駿河区から離れた地域でも「県立施設」のサービスを十分に提供することが必要だとする意見が多くありました。
これを踏まえ、基本構想では市町の図書館が保存していない資料の搬送や、デジタル技術を活用したサービスなどが盛り込まれています。
また、県の文化継承や発信機能を強化することも盛り込まれ、「県民の探究心に応える図書館」という目指す姿も示されています。
今後、別置き書庫や東静岡地区での他施設との連携、民間活力導入などについてを盛り込んだ基本計画を改定していく方針です。
新県立中央図書館は、JR東静岡駅南口に2028年中の開館を目指し、最大150万冊を収蔵する見通しです。