「もう食べられない」はずだった…行列100人超『河内屋のどら焼き』復活へ 大将も『うまい!』太鼓判 静岡市役所で続いた8カ月の特訓
静岡市の和菓子文化を支えてきたレジェンド。熟練の技でどら焼きを焼いていた河内屋の大将、森廣良(もりひろよし)さん。ふわふわの生地と甘さスッキリのあんこがたっぷりと入ったどら焼き。長年、ファンを魅了し続け、静岡浅間通りにできる行列は名物ともなっていました。
ところが、手作りにこだわり続けたため、ここ数年は、手を痛めるなど体力の限界が。最終日には100人以上が列を作る中、今年2月、どら焼き一筋38年の歴史に幕が下ろされました。
のはずが!!河内屋には新たな物語が!一体どういう事なんでしょうか!?
どら焼きを復活させようと河内屋に声を掛けた天神屋とのコラボレーション。天神屋の野尻崇生さんが持ってきたのは歴史ある河内屋の看板。創業72年、静岡を代表するローカルチェーン『天神屋』が、「地域に根ざした味を残したい」という強い思いから3日前、正式に河内屋の事業を継承したのです。
森廣良さん:「天神屋の社長はどら焼きが好きよく店に来てくれた。お付き合いが始まったそりゃあうれしい。河内屋の名前が残るようなことをしてくれた心の中はすごくうれしい」
実は、河内屋のどらやき復活プロジェクトは、天神屋・静岡市役所店の厨房で密かに行われていたんです。材料は河内屋で使っていたものを用意。ハチミツや日本酒などをブレンドしたこだわりの生地につぶが大きい国内産のあん。そして、どら焼きを焼く銅板を持ち込みました。
市役所の厨房で8カ月の特訓
どら焼きを焼くのは大将ではなく、天神屋のスタッフたち。この日はどら焼き隊長の長谷川温子さんに焼いてもらいます。
Q.特訓の期間は?
天神屋 長谷川温子さん:「8ヵ月ぐらい。大将の足元に少しでも近づいていればいいな」
天神屋 野尻崇生さん:「最初は機械を購入して焼こうと思っていたけど、手焼きじゃないと大将のどら焼きにならない、と」
大きさにもこだわるなど、大将の指導を受けながら、河内屋の味に近づけようと特訓をしてきた4人のスタッフ。雨が降ると湿気の影響で焼き方を微妙に変えるそうです。そんなところも大将のこだわり。
森廣良さん:「あぁいいね〜、まだ早い! 全然早い! ひっくり返したばかりだから、火を入れた方がおいしい生地が」
森さんからアドバイスも飛びます。
長谷川さんが焼いたどら焼きを森さんに食べてもらいます。「地域に根ざした味を残したい」という思いから始まったコラボプロジェクト。果たして、森さんが納得するどら焼きができたのか?
森廣良さん:「ウマい!おいしい! 8ヵ月でこれだけ焼けばたいしたもんだ」
大将に太鼓判を押してもらいました。
長谷川温子さん:「これぞどら焼き! お客様に喜んでいただける商品が出せそう。うれしい」
発売日は11月11日
河内屋と天神屋のコラボどら焼き発売日は11月11日。両者の思いが形になった手作りどら焼き。あの味を再び味わってみてはいかがでしょうか?