安倍川や巴川など5つの河川と水路1カ所でPFAS調査を実施へ 静岡市

 発がん性が疑われる高濃度有機フッ素化合物PFASについて、静岡市は市内の河川や水路あわせて6カ所で、10月末までに調査を実施することにしました。
 
 有機フッ素化合物「PFAS」を巡っては、今年5月から6月に浜松市が行った調査で、航空自衛隊浜松基地周辺の用水路から、最大で暫定指針値の28倍にあたる高濃度の有機フッ素化合物が検出されています。

 これを受け、静岡市では9月から10月にかけ市内10の工場などに聞き取り調査を行いました。

 その結果、清水区三保の化学工場から「2013年以前は使用していたものの、この年の12月までには使用を取りやめた」との回答があったということです。

 このため静岡市はその工場付近の水路1カ所と、安倍川や巴川など主要な5つの河川で、水質調査を行うことにしました。

 調査は10月末までに実施し、11月末までに結果を公表する予定です。