【ダブル昇格へ】エスパルスユースが藤枝東下し8連勝! 静岡ダービーに感化されたU-17日本代表の矢田龍之介が2ゴール プリンスリーグ東海

高円宮杯U-18プリンスリーグ2023東海第15節〔清水Y5-4藤枝東〕アイスタ 421人

 澤登正朗監督率いる清水エスパルスユースが藤枝東との打ち合いを制し8連勝、首位を走るJFAアカデミー福島の背中を猛追している。
 プリンスリーグ東海2位につける清水ユースは、前回対戦で大敗を喫した藤枝東をアイスタで迎え撃った。清水ユースは前半5分、仲野のクロスに田中侍賢が頭で合わせ幸先よく先制するも、20分に藤枝東の渡辺に決められ同点に。それでも直後の23分、仲野が左サイドを突破しクロス、これが相手のオウンゴールを誘って勝ち越すと、39分にはU-17日本代表の矢田龍之介がクロスを右足で合わせ3点目。前半終了間際にも岩﨑が有村のコーナーキックにあわせ4-1で試合を折り返した。後半29分に藤枝東に1点を返されたが、後半37分には矢田龍之介がミドルシュートを突き刺した。その後、パワープレーで藤枝東の植野に2ゴールを許し1点差まで詰め寄られるも、ここでホイッスル。清水ユースは連勝を8に伸ばし、首位を走るJFAアカデミー福島との勝点差は4となった。澤登監督は「これで8連勝ですか、結果がすべてだが4失点はいただけない。昇格はそんなに甘くない。前半は前からのプレスがはまって4-1となったが、まだまだ反省点が多い」と選手たちにさらなる奮起を求めた。

アイスタ

 それでも、プレミアリーグから降格1年目、開幕直後は苦戦したものの、ここへきての8連勝でトップチームと同じく昇格が視野に入ってきた。「当然昇格が目標。前回藤枝東に敗れてから、トレーニングにフィジカルを取り入れていこうと話しやってきた。スプリント回数も上がっているのがデータで上がってきている。クラブユース選手権(全国4強入り)以降、1人1人が一皮も二皮もむけて成長しているかな」と好調の要因を振り返った。この日はU-17日本代表のサイドアタッカー小竹知恩は出場なく、チーム内競争でスタメンを勝ち取った仲野丈翔が2得点に絡んだ。「小竹は代表に入っているけど関係ない、競争。うちはそういうチームです」と澤登監督。

アイスタ

 プリンスリーグは残り3節。最終節にはJFAアカデミー福島との直接対決も残している。2ゴールを決めた矢田龍之介は前日のJ2清水エスパルスとジュビロ磐田の静岡ダービーもチェック。「はやくあの舞台に立ちたい」と感化された矢田。「8連勝はなかなかないと思う。チームとして成長を感じるし、自分ももっと縦に刺しパスなど増やしていきたい。ダブル昇格目指しています」と残り3試合全勝を誓った。

矢田龍之介選手