10月に入りインフルエンザ感染者が急増 静岡県が「注意報」発表しワクチンの接種を呼びかけ
静岡県は、インフルエンザの定点当たりの患者数が注意報レベルの基準値を超えたと発表しました。流行状況が注意報レベルになったのは4シーズンぶりです。
10月に入り静岡県内で今、猛威をふるっているのが─
「インフルエンザ」
静岡県によりますと、定点観測で届け出があった1週間あたりのインフルエンザの感染者数は、8月の4週目あたりから増え始め、最新の集計では先月の1週目と比べて、4倍以上の感染者数となっています。
こちらの学校では新型コロナがまん延したおととしから、感染対策を徹底して行っているということですが…。
今週、全校児童およそ650人のうち50人が体調不良を理由に欠席。
そのうち10人がインフルエンザと判明しています。
静岡市立清水入江小学校 浦山恭子 養護教諭:
「もう夏休み明けから(インフルエンザの児童は)いたが、入れ替わり立ち替わりというか少ない状態で何人かいて、今週急に増えたかなというような印象がある。」
1週間に10人以上、インフルエンザによって欠席者がでたのは今年度初めて。
実際に県内では先月4日からきのうまでにインフルエンザによる教育機関での学級閉鎖の数は累計で596。
患者数は5600人以上と、増加傾向にあります。
静岡市立清水入江小学校 浦山恭子 養護教諭:
「今週後期の始業式が予定されていて体育館で全校児童が集まって行う予定だったが、火曜日(10日)に欠席者が多かったので、急きょ各教室でリモートで行う対策をとった。」
静岡市内の小児科医では
こちらのクリニックでは今月からインフルエンザの予防接種を開始しましたが、今年は予約のペースが早いといいます。
院長は今後さらに感染が拡大する可能性を口にします。
キッズクリニックさの 佐野正院長:
「ここに来てコロナの方がずっと上だったのが逆転した感じになってきたので、これからもう少しインフルエンザが上がって、インフルエンザの方が2倍、3倍になってくる可能性もあるんじゃないかなと思うで、注意して見ていくべきだと思う。」
県全体の定点あたりの集計では10月に入り、インフルエンザの感染者数が新型コロナの感染者数を超えました。
13日「注意報」を発表した県はワクチン接種や感染症対策の徹底を呼び掛けています。