姉のひで子さん「真実を望む。巌は無実だから、無罪ということを望んでいる」【速報 袴田事件再審初公判】

 1966年に静岡県の旧清水市で起きたいわゆる袴田事件は57年の時を経て27日、静岡地裁で再審公判が始まりました。袴田巖さんの姉・ひで子さんが、浜松市の自宅を出発する際、裁判への心境を語りました。

袴田ひで子さん:「やっと始まる。57年闘ってやっと再審開始になって。裁判って、私初めてなんですよ。だけど、びくともしてない(笑)。裁判所に行って、手続きというか、冒頭陳述というか、そういうところをしっかり述べたいと思う。皆様にはお世話になりました。これからもよろしくお願いします」

Q.いよいよ始まるが、望みと意気込みは?

ひで子さん:「望むことは真実を望む。巌は無実だから、無罪ということを望んでいる」

Q.きょうは巌さんに何か声かけた?

ひで子さん:「巌はきのうから腰が痛いと言い出して、まだ寝てますの。きょうは「ちょっと静岡行ってくるでね」っていって出てきたんです」

Q.罪状認否はひで子さん?

ひで子さん:「そうです。それはちゃんと言って、お願いして、無罪をはっきり言いたいと思う」

Q.裁判長の前で無罪っていうの初めてですね。

ひで子さん:「はい、そうです」

自宅前で取材を受けるひで子さん