一番人気の定食はわさびかけ放題 モミジが赤いじゅうたんに…静岡県有数の紅葉スポット 伊豆市『道の駅 天城越え』
11月も後半にさしかかるなか、色彩豊かに色づく紅葉。今、静岡県内各地で晩秋を感じさせる光景が広がり始めています。
笹村朱里アナウンサー(17日):「『道の駅 天城越え』の中にある、昭和の森会館の庭園です。目の前、モミジが真っ赤に染まっています。そして園内、黄色やオレンジに少しずつ葉が染まってきていて、色の変化が楽しめて、なんとも風情がありますね」
モミジが赤いじゅうたんに
伊豆市から河津町へと向かう、国道414号沿いにある「道の駅 天城越え 」。その中にある「昭和の森会館」は県内有数の紅葉のスポットとして知られています。取材した17日はあいにくの雨模様でしたが、地面に落ちたモミジが赤いじゅうたんとなって、観光客を出迎えてくれていました。
神奈川から 80代 ハイキングで
「(天城山の)途中の紅葉はそれほど進んでいなかった。黄色い葉っぱはだいぶ落ちていたが、庭園に来て素晴らしい紅葉だった」
東京から 50代
「きょう(17日)は雨が朝降ってしまったが、それもまたいいのかなと。趣がありますよね。ちょっとびっくりした。ようやく秋を感じられたかなと」
千葉から 70代
「すごく目の保養をさせていただいた。まだ千葉は全然紅葉が進んでいないので、楽しく見させてもらった」
Q.どんなふうに綺麗だった?
A.「やっぱり赤色が素晴らしい。モミジの」
Q.満足度は?
A.「もちろん、100%です」
おすすめスポットは
観光客も大満足の園内の紅葉。知る人ぞ知る、おすすめの場所があるといいます。
静岡・伊豆市観光商工課 齋藤晴樹さん:「ここから撮るという形 。井上靖さん(小説家・詩人)の旧邸とか、モミジがピンポイントで撮影できるので。風情があるので、ぜひ」
園内に植えられたおよそ50本のイロハモミジはちょうど今が見頃。あと1週間ほどで落葉を始めてしまうということです。季節の絶景を楽しむことができるこちらの施設。「道の駅」の施設内には“食欲の秋”が待っていました!
一番人気は「わさび丼定食」…わさびかけ放題
笹村朱里アナウンサー:「道の駅のレストランに来ています。こちらが一番人気のわさび丼定食です。真ん中におろしたてのワサビが乗っています。初めて食べます。どんな味なんでしょうか? ではいただきます。ものすごく香り豊かです。ワサビの風味とイワシ節の香りが口いっぱいに広がります。ワサビの茎もしっかりと触感もありつつ旨味も感じられて、いいアクセントになっています」
道の駅にあるレストランで一番人気だというのが、こちらの「わさび丼定食」(1500円)。イワシ節がたっぷり乗ったご飯の上に、天城山で獲れたわさびを好きなだけかけて食べることができる一品です。レストランはモミジが生えている庭園に面していて、紅葉を眺めながら、地元食材を味わうことができます。
近くの紅葉スポット「出会い橋」
今まさに季節を堪能することができる伊豆・天城山の紅葉。道の駅の周りにも、おススメのスポットがありました。
笹村朱里アナウンサー:「こちらも紅葉スポット出会い橋です。この近さでモミジを楽しむことができ、近くを流れる川のせせらぎとともに楽しむことができます」
「道の駅 天城越え」から車で10分ほどの場所にある「出会い橋」。橋の周りにはモミジやイチョウが植えられ、川のせせらぎを聞きながら、紅葉を楽しむことができます。
期間限定のライトアップも
また、11月11日からは期間限定のライトアップがスタート。川や木々にライトが当てられ、いつもとは違った幻想的な景色を見ることができます。ライトアップは26日まで。午後4時半から午後9時までとなっています。
県内各地で賑わいを見せる紅葉シーズン。天城山観光の拠点となっている「道の駅 天城越え」では期待感を高めています。
静岡・伊豆市観光商工課 齋藤晴樹さん:「コロナ禍が明けて徐々に首都圏の団体バスが来ているので、この天城の自然とか、特産品とか暮らしとか、そういったものをより伊豆市の魅力を知っていただきたいなと思う」