11月からは干し芋を「天日干し」で…地元産6種使用 隣の店には朝霧産の牛乳でつくった羊かんも 静岡・富士宮市【ちょっとお得な道の駅②】
ふらっと立ち寄るだけでも楽しむことができる道の駅。国交省によると、静岡県内にはあわせて25の道の駅があるといいます。その中の1つ、富士宮市の「道の駅 あさぎり高原」には、“食欲の秋”にピッタリな周辺施設があります。
笹村朱里アナウンサー:ちょっと見てください。目の前で芋が干されています。これ干し芋ですよね。すごいお店の中で作っているんですね。こんにちは。これ干し芋ですよね?
いも工房かくたに 望月大輔工場長:「今年初めて作った干し芋」
「道の駅 あさぎり高原」に隣接する「あさぎりフードパーク」。この場所にあるのが、「いも工房 かくたに」です。富士宮市で育てられた6種類のさつまいもを使ったお菓子を販売しています。
夏には機械乾燥で作られた干し芋を販売していますが、11月からは天日干しした干し芋を販売するといい、季節ならではの味を秋の行楽シーズンに楽しむことができます。
笹村アナ:甘さもしっかりありつつ、さつまいも本来の味がすごくしっかりしていますね。すごいお芋のおいしさを、ぎゅって閉じ込めた感じです。
望月さん:「一般的には蒸かすところが多いがうちは茹でる。1枚1枚包丁で切って天日干しにするという形の伝統的な作り方をしている」
笹村アナ:茹でると違う?
望月さん:「水分を多く含むので乾燥に時間がかかる。その分甘さをぎゅっと凝縮して、だいたい糖度が2倍から3倍ぐらい高い干し芋になる」
こちらの店では季節限定のサツマイモのカヌレも土日限定で販売していて、「食欲の秋」に注目が集まりそうです。
地元産牛乳でつくった羊かん
その芋製品を取り扱う「かくたに」のすぐ隣の店にはこんなものが…。
笹村アナ;こちら色合い、そしてデザインが豊富でとても可愛らしいですね。
「菓子工房 上野製菓」。店内で一際目を惹くのが、「朝霧みるく羊羹(ようかん)」です。
上野製菓 吉野達也代表:「朝霧は牛乳が有名。そのミルクを使って寒天を工夫して、特殊な粘性の強い寒天を使用して作った羊羹」
笹村アナ:種類が5種類ある?
吉野さん:「これはミルクに合うものを、いろいろ当社でディスカッションして研究した結果、いちごだとかお茶だとか、それから甘酒だとかチョコレートとかミルクと合いそうなものをマッチングさせて作った羊羹」
地元食材を楽しむことができるのも、フードパークの魅力の1つです。
安くておいしい野菜に、秋にぴったりなスイーツ。休憩をするイメージが強い道の駅ですが、目的地として出かけるだけでも、県内には周辺施設を含めて様々な発見がありそうです。