塩谷立衆議院議員が再審査を請求「岸田総裁の責任も問われるべき」
自民党派閥の裏金問題をめぐり離党勧告を受けた塩谷元文部科学大臣は、事実誤認だとして再審査を請求し、「岸田総裁の責任も問われるべきだ」と述べました。
塩谷立衆院議員 都内 午前11時ごろ:
「先ほど総理総裁宛てに再審の請求書を出させていただいた」
12日午前、取材に応じた、塩谷立衆院議員。
派閥の裏金問題をめぐる処分を不服とし、再審査を請求したことを明らかにしました。
塩谷立衆院議員:
「今回の問題が党全体の問題であり、やはりその責任を誰が取るか。そういった点では岸田総理の責任も問われるべきだと思っております」
自民党は先週党紀委員会を開き、所属議員39人の処分を決定。
塩谷氏は、8段階で2番目に重い「離党勧告」を受けていました。
塩谷立衆院議員:
「再審査を提出することの功罪もあるとは思いますが、(地元でも)いろんな意見を聞いて判断しました」
今後は党の総務会で扱いを協議し、手続きに瑕疵(かし)があると判断された場合には再審査となりますが、党幹部の一人は「瑕疵はなく結論は変わらない」としています。
再審査をしない場合は「除名勧告」となる見通しで、塩谷氏はその前に離党届を出す方針です。
自民党県連 城内実会長は
塩谷氏の対応について、自民党県連の城内会長は―
自民党県連 城内実会長 都内 午後2時すぎ:
「これはあくまでも政治家としての塩谷立議員が決断したことでありますから、それについて私が何かとやかく言うことではないと思います。私自身かつて郵政民営化法案に小泉政権下で反対して、全く同じ離党勧告という事実上除名の処分を受けました。非常に複雑な気持ちであります」
塩谷氏が自民党を離れることになれば、次の焦点は…。
Q.衆院静岡8区の支部長はまた新たに選出されるような形になるんでしょうか。
自民党県連 城内実会長:
「いや、それも全く分かりません。私みたいにそこに片山さつきさんというそういう刺客のような方を立てて潰してやるというのは、これは何か違うんじゃないかなと個人的には感じてしまいますけれどもね」