静岡・浜岡原発を原子力規制委員会が視察 1・2号機廃炉作業の進捗状況は…

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 2009年から1・2号機の廃炉作業を続けている静岡県御前崎市の中部電力・浜岡原子力発電所を原子力規制委員会が視察しました。

 浜岡原発を訪れたのは、原子力規制委員会の田中知委員や原子力規制庁のメンバーです。

 中部電力は2009年から運転を終了した1、2号機の廃炉作業を進めていて、6月14日はその進捗状況などを委員らが視察しました。

片山真人アナウンサー:
「私のうしろにある大きな機会は2号機の非常用ディーゼル発電機の一部です、こうした解体作業は30年以上かけて行われます」

 廃炉作業の工程は全部で4段階。すでにすべての燃料を移し終えるなど作業は順調で、浜岡原発では2015年から第2段階に入っています。

 第3段階である原子炉領域と呼ばれる格納容器の解体に進むためには、国の認可が必要なため、14日は中部電力から2号機格納容器内で解体作業の手順の説明を受けたほか、1号機のオペレーションフロアでも作業を確認しました。

原子力規制委員会 田中知委員: 
「(廃炉作業も)第3段階までくると、炉心領域ですから放射線レベルが高いですから。それについても中部電力は、放射レベルとか、解体の方法なんかも考えて対処、対応しようとしていることはわかりました」

中部電力 伊原一郎原子力本部長:
「放射線の影響をしっかり把握して、作業する方の安全を確保し、地元の皆様にご心配、迷惑をおかけしないよう着実に進めていきたい」

 中部電力では浜岡原発1、2号機の廃炉作業を2042年度中に完了させたいとしています。