高速道路では国内初 自動運転の実証実験 建設中の新東名高速で実施
建設中の新東名高速道路を利用して、高速道路では国内初となる自動運転の実証実験が行われました。
船引とわ記者:
「こちらの支柱についているアンテナで、車から送られてくる情報を受信したり、道路の情報を車に送ったりしているということです」
実験が行われたのは車と道路が通信し、自動運転の判断材料となる車間距離や天気、道路状況などについて情報共有するシステムです。実験にはネクスコ中日本を中心に10の団体が参加。各団体が提起した自動運転の課題に取り組みます。
今回は道路の落下物などにより、自動運転が不可能になった場合を想定し、遠隔操作に切り替え、落下物を避けた後、再び自動運転に戻す実験などが公開されました。
自動運転時代に向けたこの実験は自動運転だけではなく、一般車が受信する情報精度の向上にもつながるということです。
ネクスコ中日本 前川さん:
「自動運転といえば車側の技術であるが、そこを道路側からの情報で支援することによって、高速道路の安全、安心、そういったものを少しでも高めていきたい」