スルガ銀行株主総会 「不正融資の実態を明らかにする」など20の株主提案は否決
不動産投資をめぐる不正融資問題で債務者との間で法的な争いが続くスルガ銀行の株主総会が開かれました。
スルガ銀行はアパート・マンションの投資用不動産を巡る不正融資問題などで、被害を訴える債務者と法的な争いが続いています。
およそ450人が参加した総会では一部の株主から、スルガ銀行が行ったすべての融資を調査し、不正融資の実態を明らかにすることや、金融庁の業務改善命令が5年半以上解除されない理由を公表することなど
20の株主提案がされましたが、いずれも否決されました。
総会終了後、被害者弁護団は会見し問題の早期解決を訴えました。
河合弁護士:
「(銀行は)一生懸命努力していますよ、最大の懸案で早期解決を目指していますと言いながら解決してい
ない。うちのお父さんスルガ銀行の社員なんですって胸張って言える会社にしましょうよ」
スルガ銀行は「物件の任意売却を支援することなどで引き続き解決を図る」としています。