「大阪・関西万博」静岡県もブース出展 3日間の予算は5390万円…県民は?
来年4月から始まる「大阪・関西万博」。静岡県も期間限定でブースを出展する予定ですが、その“金額”に関心が集まっています
鈴木康友知事(11日):
「様々なコンテンツを活用して本県の食の魅力をPRし、
本県への観光誘客や県産食材の販売拡大につなげてまいります」
静岡県のブースの出展は来年6月6日からの3日間。
「食」をテーマに、県内の茶園やわさび田を空中散歩で眺めるVR体験や、静岡県産のお茶とわさびを使った
お茶漬けの提供などを企画しているといいます。
準備などを含む5日間の会場使用料は75万円で、県は今年度の当初予算に万博出展に関する事業費として、
合わせて5390万円を計上しています。
県民は
静岡の食の豊かさを世界にアピールし、観光客に実際に足を運んでもらう足掛かりにしたい考えですが、
この“5000万円を超える予算”に、県民は…。
三島市民 60代:
「いいと思いますよ。みかんとかいろんな関わるものを出して、静岡のアピールになりますし」
静岡市民 80代:
「県の特産物をPRして少しでも世界中に知ってもらいたいと思うけどうまくいくかしら」
藤枝市民 40代:
「金額が金額なんで、3日間だけで元は取れないと思う」
静岡市民 90代:
「賛成とは言えない。そこまで税金を使うことはないんじゃないか」
静岡市民 70代:
「ちょっとむかつきますね。5千数百万円もかけることに意味があるのって」
石田アナウンサー インタビュー
来年に迫った万博への出展。鈴木知事は…。
Q.来年の大阪万博で静岡県のブースを出すにあたって、予算が5000万円以上かかるというようなところがクローズアップされて、県民感情的にはちょっと高いなという印象があると思うんですが、この件に関してはどうお感じか。
鈴木知事:
「まだそれはまだレクを受けた段階なので。でも、すでに全て決まっている状況でございますので、ちょっと今ここの段階で私がなかなか申し上げにくい。計画段階から参加していれば…、おそらくもうちゃんと契約もしているでしょうし、発注もされていると思いますので、コストに見合った成果を上げないと。今の時点ではそういうことしか、申し上げにくいと思います」
Q.現時点でこの計画を知事の考えに変えていくことは難しい?
「今ここで無責任には申し上げにくい問題だと思います」
担当者によれば、現在は正式契約に向けた調整を進めていて、契約はしていないものの、費用面での大きな変更は難しい段階にあるといいます。
鈴木知事:
「私がもしゼロからスタートするのであれば、その参加の是非も含めて、もうちょっと違ったことになったんではないかなとは思います。」
Q.もうちょっと踏み込んで言うと、どういうところ?
「万博への参加も含めて軽々には言いませんけど、ゼロベースで、もしくは計画段階から参加するのであれば、もうちょっと違った結果になったかもしれないということですね。」