値上げラッシュで消費者にも変化… ネットショッピング活用でおトクに買い物

 終わりが見えない物価高。県民の買い物の仕方にも今、“変化”が出てきているようです。

 400品以上の物が値上がりすることになった7月。8月も小麦粉や調味料などの価格改定が行われる予定で、家計への影響は待ったなしの状態になっています。そうした厳しい状況の中で、街からはこんな声が…。

●会社員(20代):
「お米10キロと水3ケースを購入した。日常的に備蓄しているものなので、安いうちにいっぱい買い込んでしまおうということで」

●銀行員(20代):
「今後も物価が上がっていくと思うので、保存が利くものはたくさん買っておこうかなと思う」

 安い時に買っておく。その言葉が指しているのは、ネット通販大手のアマゾンが年に一度有料会員に向けておこなっているセールについてです。

●アマゾンジャパン プライム・マーケティング事業統括本部  鈴木浩司氏:
「昨今の物価高の影響で、世の中の消費者は、価格にセンシティブ(敏感)になっていると思います」

 16日、17日と2日間限定で行われている「プライムデー」。アマゾンによると、今年は物価高が続く中で、食料品や日用品を豊富に揃えたそうです。実際、購入を検討しているという県民からは…。

●大学3年生(20歳):
「買いたいのは髪の毛のワックス。700円くらい安くなっている。大きいですね、700円」

● 銀行員(20代):
「自販機とか見ても、180円とかになっちゃっているので、Amazonでまとめてダンボールとかで安いうちに買っておくというのが1つありかなと思う」

●静岡市民(30代 薬局勤務):
「イヤホンちょっといいやつ。これが27%オフ。2万円以下で買いたいなと思って」

 夏場に多く消費する飲み物や、毎日のように使う整髪料なども“情報を見定めてお得に手に入れる”というのが、物価高騰の中で重要な節約術になっているようです。

 円安の影響もあり、まだまだ続きそうな「値上げ」。帝国データバンクによると今年は10月にかけて
右肩上がりで品目数が増えていく見通しだということです。