静岡市の新型コロナウイルス感染者数感染拡大警報レベルに 静岡県全体でも警報レベル目前に

感染がさらに広がっています。静岡市は新型コロナウイルスの感染者数が感染拡大警報レベルに達したと発表しました。

 静岡市によりますと7月22日から28日までの市内1定点医療機関あたりの患者数は、13.12人で、感染拡大警報レベルの基準12人を上回りました。

 3週間前の5.72人と比べると、2倍以上に増えていて、市は「さらに増加することで医療がひっ迫し、必要な治療を受けられないケースが発生する恐れがある」と危機感を露わにしています。

 そうした中、31日午後県内の医療機関などが出席した静岡県感染症対策連携協議会でも、県全体で感染拡大警報レベル目前まで迫っていることが報告されました。

静岡県感染症管理センター 後藤幹生センター長:
「1医療機関当たり黄色の数字13.96となっており、前の週から県が定めている注意報レベルの8人を超えており、警報レベルの16人まで迫っている状況となっています」

 このペースで感染者が増えた場合、来週にも感染拡大警報が発表される見通しで、県は医療機関や高齢者施設を受診・訪問する際はマスクを着用するほか、換気や咳エチケットなどの対策を呼びかけました。