静岡・吉田町で同居するフィリピン人男性を刃物で刺し殺害 男が起訴内容を一部否認

 2024年、静岡県吉田町で同居するフィリピン人の男性を刃物で刺し、殺害したとされる男が初公判で起訴内容を一部否認しました。

 殺人の罪に問われているフィリピン国籍の無職の男(29)は2024年4月、吉田町の自宅で、同居していたフィリピン人男性(当時42)を背後から2回刺し、殺害したとされています。2人は技能実習生で、吉田町の工場で働いていました。

 27日の初公判で男は「私の記憶では1回しか刺していない、殺すつもりはなかった」と起訴内容を一部否認しました。

 冒頭陳述で検察側は「凶器を持っており、一方的な犯行で殺意は強固だった」と指摘。

 これに対し、弁護側は「被告人は被害者に顔面を強く殴られ、恐怖を感じ興奮状態だった為、自らの行為の危険性を理解していなかった」と主張しました。

静岡地裁
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