暴行を加えられた男性が車で浜名湖に転落させられ死亡した事件 検察は「理不尽な怒りに任せた犯行は自己中心的」として被告に懲役7年を求刑 静岡地裁浜松支部

2023年浜松市で男性が暴行を加えられ後、車で浜名湖に転落させられ死亡した事件の裁判で、検察は被告の男に懲役7年を求刑しました。

 愛知県新城市の無職の被告(54)は2023年10月、友人で新城市の男性(当時52)に暴行を加えた後、事故死を装うため車を浜名湖に投棄し、死亡させた罪に問われています。

 31日の論告で検察側は、「被告は男性を都合よく利用できる金づるとして扱っていた」と指摘。

 そのうえで「無断でクレジットカードを作られたなどという理不尽な怒りに任せた犯行は自己中心的」として、懲役7年を求刑しました。

 一方弁護側は「被害弁償としてほぼ全財産の700万円を支払った」などとして、懲役4年の判決を求めました。

 最後に被告は「私の犯した罪は一生消えるものではありません。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪しました。

 判決は2月6日に言い渡されます。

静岡地裁浜松支部
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