清水区に建設される民間の水族館は静岡市が計画する海洋文化施設とは競合せず、相乗効果を期待するとの見解 静岡市・難波喬司市長

静岡市の難波市長は清水区に浮上した民間の新たな水族館計画について、市が計画する海洋文化施設とは競合しないとの見解を示しました。
静岡市 難波喬司市長:
「共存というよりも非常に良い相乗効果が出ると思っています」
市が水族館と博物館の総合施設、「海洋・地球総合ミュージアム」を清水港に計画する中、静岡県河津町の体感型動物園iZooを運営するレップジャパンも、清水区に新たな水族館計画を発表しました。
場所は海洋文化施設の建設予定地の目と鼻の先です。
静岡市の難波市長は「2つの施設は機能が違うため来園客の奪い合いにはならない」との見方を示しました。
静岡市 難波喬司市長:
「(客の奪い合いには)ならないと思いますね。(ZooZooSeaは)海の哺乳類関係の展示 非常に人気があるわけですよね。この海洋ミュージアムはそういうものは一切ないんですよね。2つの施設に行くと割引でこうだとか、多分そういうこともあり得ると思いますので」
難波市長はこのように述べ 相乗効果を期待します。
一方で、海洋文化施設は資材価格の高騰などで建設費が93億円から最低でも140億円と大幅に増える見込みに。
増額して整備に着手するのか、それとも白紙に戻すのか、難波市長の決断が迫られています。