60代男性がマダニが媒介する「日本紅斑熱」に感染 今年8人目の患者…1人は死亡 静岡県
静岡県は13日、東部保健所管内在住の60代の男性が、マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」に感染した、と発表しました。
男性は5月31日に発熱と発疹の症状が出て、4日に医療機関を受診、解熱しないため翌5日に入院しました。
県の発表によりますと、男性はマダニにかまれた自覚もなく、刺し口も確認できなかったものの、症状からマダニが媒介する感染症を疑い検査したところ、日本紅斑熱の病原体遺伝子が検出されました。男性は発症前に山林を散策していたことから、この時にマダニにかまれたものと推定されます。男性は入院中ですが、快方に向かっているということです。
静岡県内では今年8人目の日本紅斑熱の患者で、5月には80代の女性が死亡しています。
県は野山や草むら、畑に入るときは、長袖・長ズボンなど、肌の露出を少なくして、マダニにかまれないよう注意を呼び掛けています。
