マダニが媒介 「重症熱性血小板減少症候群」静岡県内で2人目の感染を確認

 静岡県はマダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群」の今年2人目の患者が確認されたと発表しました。

 静岡県感染症対策課によりますと、東部保健所管内在住の70代の男性は、5月20日に意識障害により医療機関を受診し、検査の結果、「重症熱性血小板減少症候群」の感染が確認されたということです。
男性は発症前の期間に農作業をしていたことから、病原体を保有するマダニにかまれたことにより、感染したと推定されています。

 男性は現在も入院中ですが命に別条はないということです。

「重症熱性血小板減少症候群」は、マダニにかまれてから6日~14日の潜伏期間の後、発熱や消化器症状がなどが現れ、重症化すると死に至ることもあるということです。

 重症熱性血小板減少症候群の患者は今年2人目ですが、マダニが媒介する感染症としては、県内ではこのほかに日本紅班熱の患者が4人確認されています。

 感染症対策課では「野山や草むら、畑などに入る場合は、長袖、長ズボン等を着用し、肌の露出を少なくしてください」と注意を呼びかけています。

静岡県庁
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