マダニに刺されたか…60代女性が死亡 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染 静岡市

 静岡市駿河区の60代女性が、主にマダニが媒介する感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)にかかり、23日死亡しました。

 静岡市感染症対策課によりますと、女性は16日に発症し19日に医療機関を受診し入院しました。女性は発熱、腹痛、全身のだるさ、血小板と白血球の減少といった症状がでて、22日午後10時ごろ、死亡しました。

 SFTSはほとんどがマダニに刺されることで感染します。ただ、死亡した女性には刺し傷などが確認できず、市は関係者に聞き取りをするなどして、マダニが原因かどうか調べています。

 市は野山や草むら、畑に入るときは、帽子をかぶったり首にタオルを巻いたりして、肌が露出しないようにしてほしい、と注意を呼び掛けています。

静岡県提供
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