【記者解説】参議院議員選挙が公示 静岡選挙区の注目ポイントは

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石田和外アナウンサー):ここからは県政キャップの久須美記者に聞きます。よろしくお願いします。
久須美舞記者):よろしくお願いします。

石田):3日公示日を迎えた参院選。位置づけは?
久須美):
通常、参院選は、政権の中間評価とも言われますが、今回は衆議院が少数与党の状況で行われることから「政権選択選挙」の様相が強まっています。静岡でも、有権者が石破政権の継続を選ぶのか、それとも他の勢力に政権を託すのかが最大の争点です。

石田):現職2人に加え、5人の新人が立候補し、2議席を争う。静岡選挙区の構図は?
久須美):
先月の都議選では、自民党が大敗し、国民民主党や参政党が躍進したことから、静岡選挙区の候補者の得票にどのような影響を与えるのかが注目されます。自民党県連関係者らはきょうも口々に「大変厳しい選挙になる」と話し、危機感を強めています。

石田):政策的な争点は?
久須美):
私たちの生活にも直結する「物価高対策」です。与党は現金給付、野党は減税を掲げています。自民党の牧野さんは、「困窮世帯への手厚い給付は必要」だと訴える一方で、野党側は「バラマキ」だと批判しています。その野党、国民の榛葉さんと共産の鈴木さんは消費税5%への引き下げを、参政の松下さんは将来的に消費税を無くすことを主張。福原さん、山口さんは消費税の減税を求め、村上さんは給付、減税ともに慎重な立場を示しています。

石田):最近の選挙ではSNSが大きな影響を与えていますね。
久須美):
そうですね。今回は各党、候補者もSNSを使った活動にも力を入れています。一方で、SNS上では誤った情報、フェイク情報が拡散されることも問題となっています。こうしたことから、私たち有権者は、発信元をしっかり確認した上で、様々な手段で候補者の主張や政策の中身などの情報を得て、投票先を判断する必要があると思います。また、今回の選挙の投開票日は、国政選挙で補選を除き初めて3連休の中日となりました。外出の予定がある方は、期日前投票を活用してみるのも良いかもしれません。

石田)久須美記者に聞きました。