「小馬鹿にされたからやっちゃった」殺害された2人の女性の背中にはそれぞれ10カ所近くの刺し傷が 死因は失血死
浜松市のガールズバーで女性2人が殺害された事件で、逮捕された男は「小馬鹿にされたからやっちゃった」と現場で話していました。当時の生々しい様子をとらえた防犯カメラの映像を入手しました。
「やばい、やばい、救急車、救急車、早く救急車」
未明に響き渡る声。
浜松市中央区の繁華街に設置された防犯カメラがとらえた6日の映像です。
カメラにはサイレンの音や走る警察官の姿が記録されていました。

和田佳代子記者:
「凶悪な事件が起きてから2日が経ちます。事件現場のあちらのガールズバーの入り口前には女性店長と女性従業員を悼み、ビールがたむけられています」
6日午前1時ごろ浜松市中央区のガールズバーで店長の女性(27)と従業員の女性(26)が刃物で刺され死亡。
袋井市の無職の男(41)が逮捕・送検されました。

容疑者でしょうか。現場近くの防犯カメラには発生直後に警察官に囲まれ連れていかれる人物の姿も確認できます。
警察のこれまでの調べでは、男は女性従業員を車に乗せ、両手に刃渡り20センチほどのククリナイフを持って来店。
最初に店長を後ろから刺した後、それを見て外に逃げた女性従業員を追い掛け、背中を刺したことが分かっています。
2人は背中をそれぞれ10カ所近く刺され死因は失血死と判明。

そして男の犯行動機が徐々に分かってきました。
「小馬鹿にされたからやっちゃった。ごめん」
男は2人を刺した後、現場で店の関係者にこのように話していたことが分かりました。
警察は8日午後、男の自宅に家宅捜索に入りました。
犯行に使用した刃物の入手経路などについて調べたとみられています。
