浜名湖高校生殺人事件で19歳の男に懲役18年の判決 弁護士「控訴は本人と話して判断」 静岡地裁浜松支部

 去年2月、静岡県湖西市の浜名湖近くの川で男子高校生を殺害した罪などに問われている19歳の男に対し、静岡地裁浜松支部は懲役18年の判決を言い渡しました。

 判決によりますと、浜松市の19歳の無職の男は去年2月、知人の家で22歳の男と共謀して、当時17歳の高校2年生の少年に殴る蹴るなどの暴行をした後、車のトランクに監禁。浜名湖に移動後、意識障害を負っていた高校生を暴行し、近くの川に転落させ溺死させた殺人の罪などに問われています。

 地裁浜松支部で開かれた18日の判決公判で、來司直美裁判長は「各犯行全体を通じて主体的かつ積極的に行動している。果たした役割や関与の度合いは大きい」と指摘し、男に懲役18年(求刑19年)の判決を言い渡しました。

 弁護人は控訴については本人と話をして判断するとしていて、「本人の証言が信用してもらえなかったことは残念」と話しています。

事件現場を調べる警察官
事件現場を調べる警察官