共犯の男が証言台に…「19歳被告に高校生を湖に投げ入れる方法教えた」 自身の裁判では「反対した」 浜名湖高校生殺人事件 

 静岡県湖西市の浜名湖で男子高校生を殺害した罪などに問われている19歳のフィリピン人の男の裁判で30日、共犯の22歳の男が湖に投げ入れる方法をアドバイスしたと証言しました。

 起訴状などによりますと、19歳のフィリピン人の男は2024年2月、22歳の男と共謀し、17歳の男子高校生を浜名湖に投げ入れて溺死させたとして、殺人罪などに問われています。

 30日、静岡地裁浜松支部で証人尋問が行われ、共犯の男は手を左右に振り、被害者を投げる真似をして被告の男にアドバイスしたと認めました。一方で、2人の責任の重さについて問われると「被告の男がやったことのほうが重い」と答えました。

 共犯の男は自身の裁判では一貫して高校生を湖に投げ入れることに反対していたと主張。懲役17年の一審判決を不服として控訴しています。

高校生の遺体が見つかった付近を調べる警察官 2月
高校生の遺体が見つかった付近を調べる警察官 2月