【リニア】希少種ヤマトイワナ生息を確認…工事の影響懸念の大井川上流域 具体的な保全策を議論 静岡市
リニア新幹線工事に伴う静岡工区の環境への影響を評価する静岡市の協議会が18日に開かれ、希少種のヤマトイワナの保全について議論されました。
静岡市はトンネル掘削で地下水位が低下し、沢の流量が減ることで、ヤマトイワナなどの希少生物の生息場所や個体数が減少する可能性を指摘しています。
18日の協議会で、静岡市の難波喬司市長はJR東海と共にヤマトイワナが生息している可能性がある場所を確認したと明らかにしました。難波市長は、乱獲される恐れがあるので、場所の公表は差し控えるとした上で、「大井川上流域のある特定の場所で確かにヤマトイワナが生息していることを確認した」と述べました。
この結果を元に市は、流量減少の可能性が低く、交雑が進んでいないと予測される場所で交雑を防止しつつ、生息環境の保全を行うことが、代償措置として有効だという考えを示しました
