静岡・湖西市の中学校のいじめ問題 市は「検証委員会を設置せず今後は再調査も実施しない」 被害者の母「到底納得はしていない」

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 静岡県湖西市の中学校であったいじめ問題で、被害者の両親が市長と面会し市長は調査に区切りをつけたと説明しました。

 この問題は2019年、湖西市の中学校に通う当時中学2年の女子生徒が、部活動で同級生から無視されるなどのいじめを受けていたものです。

 第三者委員会は「重大事態」と認定し、被害者の家族は2年前から市に検証委員会の設置を求めています。

 14日、被害者の両親と田内浩之市長らの面会が非公開でおよそ1時間行われました。

●湖西市・田内浩之市長:
「私の責任で検証委員会は開催することができませんでしたとおわびを申し上げました。貴重な時間を保護者の方とお子さんに費やさせてしまったなと」

 検証委員会を設置せず、今後は再調査も実施しないことに。田内市長は今回の決定を「一つの区切り」と語りました。これを受け、被害者の母親は。

●母親:
「(要望から)2年以上待たされて検証委員会はやらない、再調査もしないという結論で到底納得はしてない。本当にありえないです。ここまで待たせておいて何っていう。」

 被害者の両親は再度、市に再調査を通じていじめの真相を公表するよう求めるとしています。