「19.2秒見せた」は偽証か…百条委が田久保市長の刑事告発を検討 静岡・伊東市
静岡県伊東市の田久保真紀市長が、学歴詐称疑惑を調査する市議会の百条委員会で「卒業証書とされるものを19.2秒見せた」との発言を受け、委員会はうその証言をした疑いがあるとして、刑事告発を検討していることが分かりました。
田久保市長は13日の証人尋問で、議長と副議長に見せた卒業証書とされる書類について「チラ見せした事実はない。約19.2秒ほど見ていただいたと記憶している」と述べています。18日、取材に応じた市議会の中島弘道議長は「19.2秒見せたということですが、私たちはそのようには受け取っていませんので、そのことが証明できれば偽証罪となると思う」と述べ、うその証言をした地方自治法違反の疑いで刑事告発を検討していることを明らかにしました。
その上で、「早く百条委員会で結論を出して、告発に向けて進め、その後、できるだけ早く不信任決議案を出したい」としています。
卒業証書とされるもののチラ見せを巡っては、田久保市長と青木敬博副議長の2人がやり取りの音声を録音しています。田久保市長は「およそ19.2秒見せた」、青木副議長は「およそ10秒の中で証書を2回チラっと見せた」としています。
