大規模な竜巻による被害に対して静岡県の鈴木康友知事は…

竜巻による被害を受け、静岡県の鈴木知事は住宅再建に向けた被害状況の調査と迅速な支援の必要性を強調しました。
7日吉田町、牧之原市の被災現場を相次いで視察し、実際に竜巻の猛威を目の当たりにした鈴木知事。
8日朝は静岡県の災害対策本部会議に臨みました。
県によりますと、けが人は重傷9人、軽傷25人、住宅被害は全壊が1棟、半壊が115棟、いずれも牧之原市に被害が集中しています。
鈴木康友知事
「被害が長期化する恐れがありますので、そうしたことに備えまして被災者の健康に配慮し、災害関連死等の防止を図って下さい」
県は牧之原市に対し、10日まで1日当たり10人の保健師を派遣するほか、自衛隊による災害派遣を調整しているということです。
知事会見
今回の台風で目立った住宅被害。
今後の対応について鈴木知事は…。
鈴木康友知事
「住宅の被害が私たちが想定した以上に大きかったと感じた。これから住宅再建が中心になってくると思うが、まずは被害状況をしっかり調査して、人的な支援がまず必要」
被災者の生活再建に向けて、国の支援をどれだけ受けられるか調整を進め、県独自の制度でも対応するとした上で、必要に応じて9月補正予算案に追加で計上する方針を示しました。
また、静岡空港駐車場での車の水没被害については、300台程度が浸水したと明らかにしました。
