静岡の花火がカンヌ花火芸術祭で快挙 最高賞『ヴェスタール賞』と観客の投票による『オーディエンス賞』のダブル受賞

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 8月3日に開催された清水みなと祭り海上花火大会。およそ19万人が会場へと足を運び、夜空を彩る大輪の華が清水の町を熱く盛り上げました。ここで披露された花火が世界的に権威ある花火大会、カンヌ花火芸術祭で快挙を成し遂げました。

 実は、静岡市とフランスのカンヌ市は1991年から姉妹都市。その交流事業として、清水みなと祭りの実行委員と県内の花火企画製造会社イケブンが連携し、日本代表として芸術祭へ出場したのです。そして16日…。

 カンヌ花火芸術祭は、1967年から開催されている、世界で最も権威ある花火大会の1つです。それでは、世界で評価された静岡の花火をたっぷりとご覧ください。

 静岡で創った花火だけを使った演出が、観客を幻想的な世界へと誘います。プロデュースしたのは、イケブン。

イケブン花火師:「たくさんの人がこの事業に関わってくれて、いろんな努力をしてくださったので、今無事に終わってほっとしているというところと、またありがたいことに評価もいただけたので、社員一同嬉しく思っています」

 毎年ご覧になっているカンヌ市の副市長とお話しさせていただく機会があったんですけど、副市長がおっしゃっていたのは、「僕は毎年見ているけど、こんなに色が変化したりとか、色味が長く続くような花火っていうのは初めて見たよ」っておっしゃっていましたね。

 テーマは“SoundsofResonance”、共鳴し合う音。日本の伝統音楽にアニメのメロディー。そして、打ちあがる花火の音が一つに重なります。

静岡の花火がカンヌ花火芸術祭で快挙 最高賞『ヴェスタール賞』と観客の投票による『オーディエンス賞』のダブル受賞

『ヴェスタール賞』『オーディエンス賞』ダブル受賞の快挙

 花火は独自性や品質、芸術性、観客の反応などから審査されます。静岡チームは芸術祭の最高賞『ヴェスタール賞』、さらに観客の投票による『オーディエンス賞』も受賞。ダブル受賞の快挙を達成しました。

審査員は、「私は完全に心を奪われ、日本の地方へ詩的な旅をする感覚を持った。すべてが完全で、特に音楽と花火は厳格に一致していた。これぞ花火芸術の本質である」と評価しています」

 静岡の花火が国境を越えて、人々の心に響き渡りました。

静岡の花火がカンヌ花火芸術祭で快挙 最高賞『ヴェスタール賞』と観客の投票による『オーディエンス賞』のダブル受賞