マダニ媒介の感染症 静岡県内で新たに90代女性の感染を確認 感染者数は過去最多を更新中

 静岡県は、県内でマダニが媒介する感染症の患者が新たに1人確認されたと発表しました。県内の感染者は今年9人目となり、過去最多を更新中です。

 県によりますと、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染が確認されたのは、東部保健所管内の90代の女性です。

 女性は10月5日に発熱し、その日に医療機関で受診しましたが、8日に意識不明となり、救急搬送され入院しました。

 症状などからマダニが媒介する感染症が疑われ、県の環境衛生科学研究所の検査で病原体の遺伝子が血液から検出され、10日に感染が確認されました。

 女性にはマダニに咬まれた自覚はなく、刺し口も見つかっていません。

 女性は現在も入院中ですが、容態は快方に向かっているということです。

 県内で、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群の感染者は9人と、今年は過去最多を更新していて、県は
野外でのマダニ対策を充分行うよう注意を呼び掛けています。

静岡県提供
静岡県提供