静岡県動物愛護センター「しっぽのバトン」が富士市にオープン 殺処分ゼロを目指して施設には処分施設を設けず

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 静岡県動物愛護センター「しっぽのバトン」が富士市にオープンしました。

 浜松市の施設の老朽化に伴い富士市に移転したもので、殺処分ゼロを目指して施設には処分施設を設けず、動物愛護に特化しているのが特徴です。

 施設は犬と猫の譲渡に向けた長期収容機能が充実しており、広さおよそ2100平方メートルの屋外ドッグラン。

 空調や脱臭設備が完備した動物飼育室。

 それに、譲渡猫を展示するエリアや飼い主との相談を行うマッチングルームなどが設置されています。

静岡県動物愛護センター「しっぽのバトン」 塩﨑康永所長:
「保護した犬猫については譲渡につなげていきます。終生飼える人、家庭内の飼育環境が整っているか調べて、それから渡したいと思う」
       
 県内では2017年度に768匹の犬と猫を殺処分しましたが、2024年度は33匹まで減少しています。