「権限の乱用で議会を解散すれば負担は市民に」　議会解散権の見直しを求める意見書をあすの本会議に提出　静岡・伊東市議会

静岡県の伊東市議会は市長らの議会解散権の見直しを求める意見書をあすの本会議で発議することを決めました。

中島弘道議長
「（前）市長の不祥事によって私たちが全会一致で出した不信任案に対して、一方的な議会の解散権の行使ということで、それに対して何か行動を起こさなければいけないと」

　４日開かれた伊東市議会運営委員会で、市長らの議会解散権の見直しを求める意見書を、５日の本会議に提出することが全会一致で決まりました。

　意見書には「権限の乱用で議会を解散すればいたずらに時間と費用を消費する選挙が行われ、負担は市民にのしかかる」と指摘。

　その上で「自治体の長による恣意的な議会解散を防ぐ制度づくり」を要望しています。

　意見書は５日の本会議で賛成多数で可決される見込みで、後日国に提出されるということです。