袴田厳さんの弁護団が再審法改正の早期実現を求めて超党派の国会議員連盟に要請書を提出
再審無罪が確定した袴田厳さんの弁護団が再審法改正の早期実現を求めて、超党派の国会議員連盟に要請書を手渡しました。
弁護団・小川秀世団長
「お願いします」
袴田厳さんの弁護団は再審法改正を目指す超党派の国会議員連盟の柴山昌彦会長らに、議員立法による法改正の早期実現を求める要請書を手渡しました。
超党派の議員連盟 柴山昌彦会長
「袴田事件を大きな教訓として、このような人権侵害を二度と起きないようにするための法制度が極めて重要。しっかりと対応を協議したいと考えている」
再審法改正を巡っては法務省の諮問機関の法制審議会でも議論が進められていますが、幅広い証拠開示や検察官の不服申し立て禁止に消極的な意見が多く、えん罪被害者の救済につながらないという指摘も出ています。
静岡市での記者会見
4日午後、静岡市で開かれた記者会見には袴田巌さんの姉・ひで子さんも出席しました。
袴田ひで子さん
「議連の方の再審法改正に頼りにするしかない。法務省は当てになりません。ジェスチャーで終わってしまっては困る」
議連の総会は8日に開かれる予定です。

