「たくさんの方がえん罪に悩んで苦労している」袴田巖さんの姉・ひで子さん 再審法改正を目指す国会議員の集会に出席し早期実現を訴える

再審で無罪が確定した袴田巖さんの姉・ひで子さんが、再審法改正を目指す国会議員の集会に出席し早期実現を訴えました。
袴田ひで子さん街頭演説
「再審法改正に向けぜひ国会議員の皆さまのご協力を得て頑張っていきたいと思います」
去年再審で無罪が確定した袴田巖さんの姉・ひで子さんは、国会主導での再審法改正を目指す超党派の国会議員とともに集会に出席しました。
袴田さんは2024年再審で無罪が確定しましたが、事件発生から58年もの年月がかかり、再審法の不備が浮き彫りになりました。
再審法は証拠開示のルールがないことや、検察が不服申し立てできることなどが、問題点として指摘されています。
7日の集会には国会議員およそ30人が登壇し、臨時国会で形にすると決意をあらたにしました。
そしてひで子さんも登壇し、法改正の必要性を訴えました。
袴田ひで子さん
「証拠が出てきて無罪になったたくさんの方が(えん罪に)悩んで苦労している。47年7カ月の巖の苦労を再審法改正で、ぜひ皆さまの力で改正を宜しくお願いします」