滑落直後は警察からの電話に反応も…44歳の男性が2-300m滑落し死亡 静岡・富士宮口

 29日、富士山富士宮口で下山中の男性が滑落し、死亡しました。

 29日正午ごろ、富士山富士宮口の新七合目付近で、登山者が滑落したと一緒にいた登山者から消防に通報がありました。滑落したのは兵庫県神河町の44歳の男性で、警察官が発見した時にはすでに心肺停止の状態でした。男性は担架で五合目まで搬送されましたが、死亡が確認されました。

 警察によりますと、男性は28日午前5時半ごろから、山岳会の仲間の男性3人で登山を始め、下山する途中に200~300メートルほど滑落しました。当初、警察からの電話に反応していて、警察官が「体温を落とさないよう体を暖かくして」「食料を食べて体力を落とさないようにして」と言ったアドバイスをしたものの、警察官が現場に着いた時にはすでに心肺停止の状態でした。

資料:富士山
資料:富士山
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