静岡県警「開山期間以外の富士登山は自粛を」中国籍の20代の男子大学生2人が富士山で遭難
閉山中の富士山で救助要請があったのは17日正午ごろ。
●通報:「SNSに富士山で動けなくなったと投稿があった」
SNSの投稿を見た人が山梨県警に通報。登山をしていたのは中国籍の20代の男子大学生2人です。富士山富士宮口の元祖7合目付近で遭難したという情報でした。
警察によりますと2人のうち1人が体調不良で一時動けなくなりましたが、その後自力で下山。救助に来た警察と5合目で合流したということです。2人にけがはありませんでした。
富士登山のために日本を訪れていたという2人は警察に対して。
●中国籍の大学生:
「富士山に閉山期間があるとは知らなかった。1年中登れると思った」
閉山中の富士登山を巡っては、4月にも中国籍の20代の男子大学生が1週間で2回遭難し救助されるという事案がありました。1回目の救助の際、山頂付近に荷物を忘れ、その回収のために再び登って遭難しました。
相次ぐ閉山期間中の救助事案に静岡県警は警鐘を鳴らします。
●静岡県警地域課増田克則次席:
「開山期間以外の富士山は気象条件が大変厳しい状態でございます。ひとたび遭難すれば救助に時間を要する。その間厳しい自然状況の中に自らの身を危険にさらす時間も長くなりますので、重ねてのお願いになりますが、開山期間以外の富士登山は自粛をお願いします」