【静岡6区】三つ巴の激戦…自民・勝俣氏と中道・渡辺氏は6度目の激突 参政・輦止氏の選挙戦は
自民と中道の前職2人が6度目の激突となる、静岡6区。県内屈指の激戦区に、今回は参政が加わり、三つ巴の争いを繰り広げています。
自民党 勝俣孝明候補
選挙戦、初めての週末。沼津市中心部にあるホテルは、人でごった返していました。会場には収まりきらず、外の沿道にも多くの人が。そこに…。
マホ向ける沿道の聴衆
「高市さ~ん」
司会アナウンス:「全国より応援依頼が殺到する中、勝俣孝明候補を応援するために公務も大変ご多忙の折、この沼津に駆けつけていただきました。高市総裁、よろしくお願いいたします」
初めての静岡県内への応援入りです。自民党の前職、勝俣孝明さんの決起集会に、高市総理が駆け付けました。
自民党 高市早苗総裁(演説):「車で入ってくるときに道路にたくさんの人がいらっしゃるのを見かけてきました。勝俣孝明さんに多くの方が期待を寄せている。本当に心強く存じます。日本列島を強く豊かに、高市早苗。未来への責任、勝俣孝明、農林水産省で副大臣をされました。農林水産行政のプロであります。食料安全保障というのも、危機管理投資の大きな柱なんですね。ですから勝俣さんの知恵が必要。ここは、勝俣さんの選挙区は本当に豊かな場所だと思いますよ。農林水産業に関して、特に海のものもそうです。農業もそうです。自慢のものがたくさんありますよね」
沼津市から伊豆半島全域が選挙区となる、静岡6区。過去5回にわたって中道の渡辺さんとしのぎを削ってきましたが、小選挙区で勝利したのは、前々回の1回だけです。
自民党 勝俣孝明候補(49)(演説):「将来への不安、未来への不安、そして社会保障への不安。この不安をしっかりと希望に変える。そういった政治を私も現役世代ど真ん中の一人として進めてまいります。そして、もう一つの不安。これは災害への不安であります。国土強靱化をしっかりと加速していく。そのための、まさに責任ある積極財政であります。私はこれを力強く総理とともに進めてまいりたい」
自民党 高市早苗総裁(演説):「自民党の政策も大きく変わった。そして高市内閣で初めて責任ある積極財政というものを進めることにしました。だからこそ信を問わなくてはいけない。よその国は海外ではなくて国内に投資をしている。ここが弱い日本はもっともっと国内に投資をしなければいけない。だから、責任ある積極財政。ガラっと政策を変えます。その前に皆様のご審判をいただきます。必ず日本は成長できる。必ず日本の未来は明るい。挑戦しない国に未来はない。守るだけの政治では、希望は生まれない。人を動かすのは希望です。私たちを動かすのは希望です。希望を持てる国、日本へ。不安から希望へ。これが、私が自分の進退をかけて皆様にお伝えしていることです」
国土強靭化や観光戦略といった、新しい成長戦略の柱となる分野で、勝俣さんが党内の重要な役割を担っているとアピールした高市総理。ホテル内には、別室のモニタールームも設けられ、主催者発表で、およそ1500人が集まりました。
自民党 勝俣孝明候補(取材に):「普段こういった政治の演説会というと、あまり若い世代を見たことはありませんので、多かったのが印象的でした。高校生もかなり来ていたので、びっくりしました。やはり現役世代の皆さんの負担が非常に重い。私たちが思っている以上に危機感を抱いていて、(今回の選挙が)日本の転換点になってくると感じています」
Q.きょうの応援が追い風に?
A.「非常にこれは心強いです。正直、本当にありがたい」
中道改革連合 渡辺周候補
中道改革連合 渡辺周候補(64)(第一声の演説):「今回は歴史的な選挙になる。得意になって衆議院解散したけど、高市さん、そうはいかないよと。一人一人の力が集まった時に、民意がうねりを作る。政界が大きく今年は躍動する、政治が大きく変わる」
中道改革連合の前職、渡辺周さん。当選10回のベテランにとっても、公明党と協力する選挙戦は初めての経験です。出陣式には、「公明党」の腕章を付けたスタッフの姿も…。
静岡6区の大票田、沼津市選出の公明党県議がマイクを握りました。
公明党 蓮池章平県議:「もう一度政治に国民が信頼を寄せていただけるような私たちが中心の政治を作っていこう。我々公明党も、全力で戦い抜いてまいります」
選挙戦直前に決まった、新党の結成。従来の立憲支持者に加えて、公明支持者にどこまで浸透できるかもポイントです。
男性「初めてお会いします」
渡辺さん「どうも、ありがとうございます」
少女「頑張ってください」
渡辺さん「ありがとう。手冷たくなっちゃって、ごめんね」
週末の人出を狙って、大型商業施設の前で行った街頭演説。公明の比例候補と並び立ち、公明支持者も多く集まりました。強調したのは、高市政権との対決姿勢です。
中道改革連合 渡辺周候補(演説):「今度の選挙で、今回の解散総選挙のように無理が通れば道理引っ込むようなことをさせてはいけない。こんなことがまかり通ったら、何をしても許される。私と相手候補の戦いではなくて、高市政権とこの静岡6区にいらっしゃる皆さん、中道を信じている全ての方々との良識、常識、世の中やっぱりこうあってほしい、そういう庶民革命、民意の戦いなんです。一人一人は微力だけど、大きな塊になったら世の中を動かす民意の塊になる」
長泉町での個人演説会には、公明党県本部の代表が応援に。短期間で党名を広めようと、手を尽くします。
公明党県本部代表 上田勇参院議員:「外交や安全保障のスペシャリストであります。今度の新党・中道改革連合におきましても、間違いなく中核として仕事をしていかなければならない人物でございます。ぜひ周さんには今回の選挙戦、何としても勝ち上がってもらいたい」
経済対策では、食料品の恒久的な消費税ゼロを掲げ、与党と違って「財源を示している」と、“責任政党”としての立場を強調します。
中道改革連合 渡辺周候補(演説):「自民党を中心とした社会とは違う、もう一つの選択肢があるとすれば、その中心は中道です。高市さんという何をしたいのか分からない人よりも、ちゃんとわかって具体的に説明してる党の方に、ぜひ今回は賭けようよと」
ガンバロー三唱
「ガンバロー、ガンバロー、ガンバロー」
中道改革連合 渡辺周候補(取材に):「我々はやっぱり地域の草の根で、良識の1票を積み重ねて何とか打ち勝つということで戦略を組みたい」
参政党 輦止保教候補
参政党 輦止保教候補(52)(第一声演説):「奨学金ローンの減免。給付型奨学金の拡充。参政党は庶民の味方です。段階的に消費税を廃止したいと考えています。そのためにも、皆さん一緒に戦いましょう」
参政党の新人で、人材派遣会社経営の輦止保教(くるまど・やすのり)さん。政治経験はありませんが、アメリカの名門大学の一つ、カリフォルニア大学アーバイン校の社会生態学部を卒業し、その後貿易会社を経営するなど、30年近くアメリカで生活。多国籍文化の在り方や、社会の変化を間近に見てきた経験が強みだと話します。
伊豆の国市出身とはいえ、選挙直前の立候補で、知名度不足は否めず。商店街を練り歩き、世代を問わず、アピールします。
高校生18歳:「あまりみんながやっていないことを新しいことをやってくれる、いい風になっていると思っていいと思います」
参政党 輦止保教候補(52)(取材に):「参政党は、消費税は段階的減税で最終的に廃止。それがやっぱり商店街の活性化につながると思います。本当に困ったところには、(お金を)バンバン入れて経済を回す。生活者が困らないとか、そういうことを、ちゃんと外国で行われたことがいろいろあるので、それを研究して日本にも取り入れたらいいなと思います」
参政党 輦止保教候補(演説):「私たち一人一人が行動すれば、社会は変わります。そういう時代が来たんです。今こそ国民の手に、日本人の手に、政治を取り戻す時です」
立候補した理由を、「選挙区に投票したい候補者がいないから」と話す輦止さん。党が掲げる政策の実現を訴えます。
参政党 輦止保教候補(取材に):「このままだと日本が壊れてしまう。そういう訴えがすごく届いています。地域を一緒に作る仲間として政治に参加しています。つたないところはたくさんあるんですけど、それが魅力だと思っています」
激戦が繰り広げられてきた、静岡6区。衆院選の投開票日まで、あと6日です。
