「増産」から「需要に見合った生産」の方針に… 政権選択”の衆院選を前にコメ政策はどうなる?

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“令和の米騒動”と言われ、社会問題化したコメ価格の高騰。

“政権選択”の衆院選を前に、県内のコメ農家からは…。

●やまたか農場 高橋梓さん:
「コメ離れは避けたいのでより良い環境づくりをしてもらえると助かります」

●加藤米穀 加藤英樹代表取締役:
Q.今ここに置かれているお米はどういうもの?

「令和7年産米の宮城のひとめぼれですね。想定以上に販売できていないというか、売れ行きは思わしくないですね。お客がなかなか手を出しにくい、高い価格帯に落ち着いちゃっているので」

 創業100年以上の老舗コメ店にとっても、“予想外の事態”です。倉庫には、民間の集荷業者から仕入れた新米が山積みになっていました。

 先ほどのものよりも早い時期に仕入れたコメを保管している別の倉庫でも、コメが積み上がっていました。2025年の秋ごろに、地元の農家などから仕入れたものだそうです。

●加藤米穀 加藤英樹代表取締役:
「(全体で)今もう30トンぐらいですかね。なかなか思うように売れていないので、ちょっと余っている感じです」

 主に地元の飲食店や介護施設などにコメを卸してきましたが、コメの価格が高止まりしている影響で、安い外国産に切り替える動きなどもあり、販売量が減少。

 さらに、一般消費者の買い控えもあり、いわゆる“コメ余り”に直面しています。

●加藤米穀 加藤英樹代表取締役:
「今すごい高いですけど、徐々に買いやすく農家も理想的なちょうどいい価格帯に収まっていけばと思っています」

 先週発表された、全国のコメ5キロあたりの平均価格は4188円。前の週より95円安く、2週間ぶりの下落となりました。

 富士宮市の加藤米穀(かとう・べいこく)でも、一部銘柄米を5キロ400円ほど値下げ。また、安く仕入れたコメとのブレンド米として、3000円台でも販売。やはり、価格を下げた商品ほど売れ行きがいいそうです。

“令和の米騒動”とも言われ、社会問題化したコメ価格の高騰。

 ただ、今回の衆院選で、“コメ政策”は大きな争点にはなっていません。

●加藤米穀 加藤英樹代表取締役:
「一貫性のある政策を取ってもらいたいと思います。今コメが全体的にどれくらいあるかを考えると、増産はやっぱりやめるというのが正しいのかなと」

 一方で、与野党ともに主張する、“食料品の消費税ゼロ”については…。

●加藤米穀 加藤英樹代表取締役:
「これだけお米の価格が高くなってしまうと、消費税が8%かかっていますのでなくなると非常に売りやすくなります」

●柳貴斗ディレクター:
「富士市の田んぼに来ています。今こちらでは今年の新米づくりに向けた、田起こしが行われています」

 前政権の「増産」から一転、高市政権では「需要に見合った生産」の方針に…。今年の米作りは…。

●やまたか農場 高橋梓さん:
「去年よりも2ha~3haぐらい増産になっています。やめていく農家が増えているので、その方々がやっていた田んぼを引き受けました」

 合わせて20ヘクタール、東京ドーム4個分もの田んぼを手がけ、生産量は前年よりも10トン以上増える見込みです。

 コメ政策の方針転換の影響については「今後見極めたい」という、髙橋さん。農家の高齢化や担い手不足の解消につながる政策が必要だと話します。

●やまたか農場 高橋梓さん:
「一番は農業に興味を持って農家になる人が増えるのが大きな一つだと思います」

●やまたか農場 高橋梓さん:
「コメ離れは避けたいので、お米がたくさん食べてもらえる状況になっていけばいい。より良い環境づくりをしてもらえると助かります」

「増産」から「需要に見合った生産」の方針に… 政権選択”の衆院選を前にコメ政策はどうなる?
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