イラン情勢によって続く原油高 静岡のシラス漁にも影響が…

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 イラン情勢によって続く原油高。静岡が誇るしらす漁にも影響が出始めています。

 高止まりが続いている原油の価格。先週末解禁された、シラス漁にも影響が出ています。

 水揚げされたばかりの生シラスは張りがあり、甘みが強いのが特徴です。

 午前7時。
●実況:
「今、一斉に港を出ていきます」

 港を出たのは、およそ50隻。本来は沖まで出てシラスを探し回りますが、この日はすべての船が同じ方向に向かいました。港から3キロほど、近場の漁場(ぎょじょう)です。

いったい・・・なぜ?

 先週始まったシラス漁。今、イラン情勢によって大きな影響を受けています。

● 清水漁協用宗支所 増田新 支所長:
「ホルムズ海峡の封鎖で、燃料(軽油)の供給ができていない状態が続いていて、今ある燃料を、細く長く使うために操業も工夫してやっている。(今は)プール操業にして、なるべく燃費よく使うために、操業を考えてやってくれている。今回は特別ですね」

 プール操業とは、共同で漁をして、水揚げしたものを均等に分け合う制度。軽油が高騰し、供給不足になっていることから船主同士が相談して、先週土曜日の解禁から実施しています。

 網を入れた船にもう1隻が横付けして、2隻の船で網を引く二艘引き(にそうびき)が、用宗(もちむね)のシラス漁の特徴。

 シラスを素早く港に運ぶ運搬船と合わせて3隻で漁を行います。一艘引きと比べると3倍の燃料代がかかりますが、水揚げから最短15分でセリにかけることができるメリットがあります。

 水揚げを終えると、港には運搬船が次々と到着。この日のシラスは…。

●仲買人:
「きょうの中で良いほうだね。鮮度もいい」

 この日の水揚げ量は2トン。船が着くたびにセリが行われます。

 漁協の職員は、競り落とされたばかりのシラスを台車で運び。真水で洗って、氷締めにします。

●清水漁協用宗支所 増田新 支所長:
「セリで買ってからすぐ洗って、すぐ販売しますので、どこよりも早く、どこよりもお客さんには喜ばれてます」

 行列の先にある、お目当ては…。

 とれたての、生しらす丼。新鮮な生シラスを、炊き立てのごはんに贅沢に盛り付けています。( ※水揚げがないときは釜揚げしらす丼)

●客:
「プリプリな感じが違いますよね。おいしいですね。初めて食べたんですよ」

●客:
「何もくさくなくて、苦みがなくて甘くておいしい。ここに来なければ食べられない」

 港の周辺にある、生しらすや釜揚げしらすを販売する専門店にも開店と同時に列ができます。

●清水漁協用宗支所 増田新 支所長:
「天気とか予報を見ながら来ていただければ、ちょうど(船が出ている日)とバッティングして、合えばラッキーだと思って、楽しみに来ていただきたいと思います」

イラン情勢によって続く原油高 静岡のシラス漁にも影響が…