「検事オオニシ」「渋谷警察署ノムラ」怪しい男からの電話で暗号資産4700万円だまし取られる 詐欺被害の一部始終
4700万円の詐欺被害
静岡県掛川市で60代の女性が約4700万円相当の暗号資産・イーサリアムをだまし取られる詐欺事件が発生しました。女性の元には警察官や検事を名乗る男から電話が来ていました。
1.ドコモの職員を名乗る男からの電話
詐欺被害に遭ったのは、掛川市に住む無職の60代女性です。警察によりますと3月上旬、女性の自宅の固定電話にドコモの職員を名乗る男から「東京でiPhone17を買いましたか?」と電話がありました。女性は身に覚えがないことを伝えて電話を切りました。
2.検事オオニシ・渋谷警察署ノムラヒロシからの電話
同じ日に「検事のオオニシ」と名乗る男から電話があり、「あなたの別の口座に犯罪に使われた大金が入っていて、あなたが被疑者になっている」「コインチェックというところで、あなたのお金をチェックしないといけない」と伝えられました。女性は保有していた株を売却し、暗号資産イーサリアムを購入。
その後「渋谷警察署のノムラヒロシ」と名乗る男からも電話があり、その後はLINEでやり取りをするようになりました。
渋谷警察署のノムラや検事のオオニシからはビデオ通話を通じてコインチェックの利用方法の説明を受け、女性は10回にわたり指定された送金アドレスに暗号資産を送金しました。その合計金額は約4700万円に相当するといい、1回で1000万円近くを送金したこともあったということです。
3.突然音信不通に…
しかし、いつまで経っても返金されないことから不審に思った女性は「検事のオオニシ」に電話をかけました。ただ、電話は繋がらず音信不通の状態に。女性はここで詐欺だと気付き、警察に相談しました。
掛川警察署では昨年1年間で特殊詐欺の被害が23件確認されています。ことしは21日までに24件の被害が確認されていて、昨年をすでに上回るほど多発しています。警察では「暗号資産の送金要求は詐欺」と注意を呼びかけています。