労政会館は実質廃止か 静岡県が6施設の「貸し会議室機能の廃止」を検討 背景に「利用率の低下」
静岡県が管理する6つの施設に関して、貸し会議室機能を廃止し、施設の集約を進める方向で検討されていることが分かりました。
集約や廃止の検討が進んでいるのは、静岡市葵区にある男女共同参画センター「あざれあ」、総合社会福祉会館「シズウエル」、産業経済会館、静岡労政会館と沼津市にある沼津労政会館、浜松市中央区にある浜松労政会館の6つの施設です。
県によりますと、これらの施設にある貸し会議室機能を廃止し、その他の機能を集約する方針で、検討が進んでいるということです。沼津労政会館や浜松労政会館は、貸し会議室機能のみを有しているため、実質的な施設廃止の検討といえます。
県は去年、193の県有施設に関して、今年度末までに「廃止」「縮小」「集約」の3つに分けることなどをまとめた基本方針を出していて、今回の検討は具体的な内容としては初めてのものです。
貸し会議室機能廃止の大きな要因の一つは、利用率の低下です。いずれの施設も指定管理者が運営していて、利用率向上に向けた取り組みをしているということですが、男女共同参画センター「あざれあ」の貸し会議室利用率は、昨年度でおよそ36%となっていて、直近3年間は30%台で推移しています。また、民間のレンタルスペースが増えたこともあり、県はこうした機能を民間で代替することが可能であるといいます。県は今後、各施設の指定管理者と調整を進めていくということです。
廃止や縮小、集約を求める残りの187の県の管理する施設には、JR東静岡駅前にあるグランシップなどの大規模施設も含まれていて、財政健全化を目指す鈴木康友知事のもとでどのように進むのか、注目です。