「外食業分野」の外国人受け入れ停止に…静岡県知事が苦言「現場の状況を踏まえ柔軟な対応を」 

 静岡県の鈴木康友知事は、自らがリーダーを務める外国人の受け入れに関する全国知事会のプロジェクトチームの会議後、国の政策に対し苦言を呈しました。

 「外国人の受け入れと多文化共生社会実現プロジェクトチーム」は2024年に全国知事会内に設置され、鈴木知事がプロジェクトリーダーを務めています。22日の会議ではプロジェクトチームの提言案が示され、議論が行われました。提言では今年4月、外国人の在留資格特定技能1号の「外食業分野」で、受け入れ上限の5万人に達する見込みとなり、受け入れが原則停止されたことに触れられ、今後は影響が生じないよう必要な配慮などを行うことが記されています。

静岡県 鈴木康友知事:「紋切型に受け入れを停止するというよりも、現場の状況をしっかり踏まえて、柔軟に対応していただくことが大事ですので、いきなり国の方でそれをストップされると、いろいろビジネスの方にも影響が出てくると思います。そこはしっかり対応していただきたい」

 提言は、ほかにも多文化共生施策の十分な財源の確保や基本法の制定、司令塔となる組織の設置や一部の外国人による法やルールの逸脱行為に対し、国が責任をもって対応することなどを求めています。

 22日の会議では、最後に鈴木知事が提言について一任を取り付け、議論を踏まえ、今年の夏に開かれる全国知事会に提出するとしました。

全国知事会PT後に取材に応じる鈴木知事
全国知事会PT後に取材に応じる鈴木知事