7割が注文する名物なすソバ、熱々の餡が麺を覆う一杯 静岡市「たきふく」

 中華料理店の看板メニューは数あれど、注文率が7割という料理はそう多くない。静岡市駿河区敷地の「たきふく」で、その役目を担うのが「なすソバ」だ。2020年に創業し、2022年に現在の場所へ移転した。
 まず紹介したいのは、もちろん名物のなすソバ。使うのは熊本県産の「でこなす」。ナス、タケノコ、シイタケ、豚肉を素揚げし、豆板醤と薬味の香りをまとわせて餡に仕上げる。麺はこの料理のための特注品。コシと風味が長持ちするよう工夫したという。スープは鶏と豚、野菜を合わせて取り、力強い餡を受け止める。熱い餡に沈むナスはやわらかく、麺を持ち上げるたびに旨辛の餡が絡む。増量好きには、餡と具材を1.5倍、2倍にできるサービスもある。

なすソバ(1200円)
なすソバ(1200円)

 長く愛される定番が「半チャンらーめん」。ラーメンはチャーシューではなく、ナルト、ネギ、メンマをのせたシンプルな中華そば仕立て。少しでも価格を抑えたいという考えから生まれたという。組み合わせる半チャーハンは、温かいご飯を使って仕上げるため口当たりが軽い。昔ながらのラーメンとチャーハンの組み合わせは、やはり強い。

半チャンらーめん(1150円)
半チャンらーめん(1150円)

 もうひとつ麺で選ぶなら「えびソバ」。こちらは塩ベース。具材はエビ、白菜、タケノコ、シイタケなどで、エビは少し大きめのブラックタイガーを3尾使う。薬味と一緒に炒めながら、中国の発酵調味料「チューニャン」で甘みを補う。なすソバとは違って辛みは前に出ず、塩餡のやさしい味わいが広がる。

えびソバ(1450円)
えびソバ(1450円)

 麺以外で人気なのがエビチリ。大ぶりのエビを使い、ピリッとしたチリソースを合わせる。ご飯と一緒でもいいし、ビールの相手にもなる。

エビチリ(1700円)
エビチリ(1700円)

 たきふくの魅力は、量の多さだけではない。なすソバ、えびソバ、半チャンらーめん、それぞれに違う方向の満足感がある。まずは7割の客が頼む看板メニューからいくのがおススメだ。

7割が注文する名物なすソバ、熱々の餡が麺を覆う一杯 静岡市「たきふく」

たきふく
静岡市駿河区敷地1-6-15
電話番号:054-330-1366
定休日:水曜日(※祝日の場合は翌日)・火曜夜
営業時間:11:30-14:30 L.O.14:00 / 17:30-21:00 L.O.20:30
Pあり