農業に詳しい人物の犯行か シャインマスカットやメロンが大量に盗まれる被害が相次ぐ 静岡・湖西市
農家からは悲鳴が上がっています。静岡県湖西市では7月以降、シャインマスカットやメロンが大量に盗まれる被害が相次いで確認されています。犯人は一体…。
湖西市で、シャインマスカットを生産する谷中正博さん。13棟のビニールハウスで、シャインマスカットや巨峰などを栽培しているということですが…。
●山縣大輝記者:
「道の駅近くのこちらの農園では、シャインマスカット、およそ150房が盗まれたということです」
収穫を間近に控えたシャインマスカット、およそ150房、30万円相当が盗まれました。7月29日に被害に気付き、前日作業を終えた夕方以降に犯行が行われたとみられます。
●山縣大輝記者:
「こちらビニールハウスの奥側にある収穫前のシャインマスカットは残っていますが、手前にあるシャインマスカットは、盗まれており、何ひとつ残っていません」
2年前からは息子の愛希さんも、シャインマスカット栽培を手伝うように。親子で丹精込めて育ててきたものが、一夜にして盗まれてしまいました。
●谷中農園 谷中正博さん(父):
「収穫直前に持っていかれると、本当にがっかり」
●谷中農園 谷中愛希さん(息子):
「1年通して、まるまるやってきたものを、誰か分からないけど、そうやって横からとられて、うーん…、(涙ぐむ)」
実はこちらの農園、毎年のようにシャインマスカットの窃盗被害に遭っていると言います。そのため、複数台の防犯カメラを設置していましたが、犯人の姿をとらえることはできませんでした。
●谷中農園 谷中正博さん:
「150房というと、簡単に手で持っていける量ではないと思う。お金に換えられる方法がある人、店とか、流通に乗せることができる人だと思う」
谷中さんによりますと、収穫前のシャインマスカットは、袋で覆われているため、「食べごろ」かどうかは、一般の人では見わけがつかないと言います。
しかし、盗まれた150房は、すべて「食べごろ」のシャインマスカット。こうしたことから、谷中さんは、農業に詳しい人物の犯行だと考えています。
●谷中農園 谷中正博さん:
「こちら側の気持ちを、分かってやっているというわけではないと思うので、言葉がない」
収穫直前の果物が盗まれる事件は、湖西市の別の場所でも…。
●山縣大輝記者:
「こちらの農園ではメロンおよそ60個が盗まれたということです、現場周辺は田んぼが広がっていて、人通りも、車通りも少ないように見られます」
年間およそ5000個のアールスメロンを出荷しているこちらの農家も窃盗の被害に遭いました。
●メロン農家:
「この辺、雷がすごくひどい時で、農家が帰る、畑にいないだろうということを知りながら、白昼堂々とったというのが、プロ中のプロ、驚きました」
7月28日、ゲリラ雷雨のため、作業を中断。3時間ほどしてハウスに戻ると、およそ60個、10万円相当のメロンが盗まれていたと言います。
●メロン農家:
「賞味1時間ぐらいの犯行ではなかったのかな、手慣れているというか、僕らでもあんなに速くとれない」
湖西市では、周辺のメロン農家でも、同様の被害が確認されていて、7月下旬以降、少なくとも200個のアールスメロンが盗まれたとみられています。
●メロン農家:
「これを機に防犯カメラなり付けようというのが、この辺の農家でも言われている。農家、泣き寝入りでは、この世界、つぶれてしまうので、それは勘弁してほしい」