「指定管理者が厚生連に移行すると慶応大学病院の医局は引き上げるだろう」清水の医師不足に拍車がかかると危機感 清水病院の元事務局長が住民説明会を要望
静岡市にある清水病院の指定管理者の移行について、市民団体が27日、難波喬司市長に住民説明会の実施を求めました。
●清水の医療を守る会 畑芳明代表:
「指定管理者制度の導入は清水の医療の崩壊を招きかねない。また市民の多くは何ら説明を受けていない」
静岡市役所で会見を開いた清水病院の元事務局長で、市民団体「清水の医療を守る会」畑芳明代表はこのように述べ、静岡市の難波市長に住民説明会を開くよう求める要望書を静岡市の保健衛生医療課に提出したと明かしました。
清水病院を巡っては赤字経営が続いていて、難波市長は「市の負担には限りがある」とし、指定管理者として清水厚生病院に運営してもらう方針を示しています。
清水区に住む人を対象としたアンケートでは、「清水病院は市が直営する病院として存続すべき」と答えた人が57%で「市は住民に対し、説明会や意見交換の場を設けるべき」と答えた人は73%という結果にのぼっています。
清水病院で事務局長を務めた畑芳明代表は清水病院の上牧務病院長と面会した際の発言を紹介。
「上牧務病院長からは『厚生連に指定管理者が移行した場合、清水病院に来てもらっている慶應義塾大学病院の医局は引き上げることになるだろう』」と言われたことを明かし、清水の医師不足に拍車をかけることになると強い危機感をあらわにしました。
市民団体は市に9月4日までに住民説明会を開催するかどうか回答を求めたということです。