「この最低賃金では生活できない」静岡県労働組合評議会が賃上げを決めた審議会に異議申し立て
静岡県内の最低賃金が57円引き上げられ1154円になる見通しとなった事を受け、静岡県労働組合評議会がさらなる引き上げを目指し、賃上げを決めた審議会に異議申し立てをしました。
県内の最低賃金を議論する「静岡地方最低賃金審議会」は12日、最低賃金を現在の1097円から57円引き上げ、1097円とする案を静岡労働局長あてに答申しました。
賃上げは6年連続となり、今年の上げ幅は去年の63円に次ぐ過去2番目です。
これに対し、静岡県労働組合評議会(県評)は「この最低賃金では生活できない」とし審議会に異議申立てをしました。
県評は母体の全国労働組合総連合が定めた目標である最低賃金1700円以上を求めています。
また静岡市の25歳単身者が賃貸のワンルームで生活するには、最低賃金は1904円以上必要であると独自の試算をもとに主張しました。
さらに最低賃金の引き上げを決める審議は法律で原則公開されるところを静岡県は実質的に非公開となっていると指摘。審議が非公開となっている県は福井県と熊本県とあわせわずか3県で、県評はこれに関しても是正するよう異議申出書に盛り込んでいます。
この異議申し立てが認められなければ最低賃金の引き上げは10月15日から適用されます。