「12球団復帰」かなわず…元DeNA池谷蒼大(静岡高出身)が27歳で現役引退 忘れられない試合は初回6点取りあったセンバツ大阪桐蔭戦
元DeNAで、プロ野球2軍ハヤテベンチャーズ静岡の池谷蒼大投手が、今シーズン限りでの現役引退を発表しました。
3日、本拠地のちゅ~るスタジアム清水(静岡市)で会見した池谷蒼大投手。「私事ではありますが、今シーズンで現役を引退する決断をいたしました」と自らの口で引退を発表。「今シーズン、年齢的にもNPB12球団に戻る(チャンスは)最後かなと自分の中で決めていた。球速もなかなか出ず、思うような結果が出なくなったので引退を決意した」と説明した。
池谷は浜松市出身の27歳で、静岡高校、ヤマハを経て2020年のドラフトで横浜DeNAから5位指名を受けた。1軍での通算成績は12試合1勝、防御率は1.50。2023年オフに戦力外通告を受けると、2024年に新設されたハヤテベンチャーズ静岡に入団。今季は54試合に登板し、2勝2敗1セーブ、防御率は5・13だった。
「ハヤテでの3年間は目標である(NPB)12球団に戻ることは出来なかったのですが、それ以上に地元静岡で野球をすることが出来て、チームメイトにも恵まれ、野球の素晴らしさ、大切さを改めて感じることができました」と感謝の言葉を口にし、9月26日本拠地で開催される西武戦が引退試合になると発表した。
報道陣から、忘れられない試合について問われると、2017年春のセンバツ2回戦の大阪桐蔭戦(静岡8-11大阪桐蔭)をあげた。藤原恭大(現ロッテ)、泉口友汰(現巨人)、横川凱(現巨人)、根尾昂(現中日)らを擁する優勝候補相手に先発した池谷は、1回に6点を失うも直後に同点に追いつく。2回以降立ち直った池谷は9回途中までマウンドに立ちつづけ奮投した。「大阪桐蔭相手で気負いすぎていた部分あって初回に大量失点をしたが、裏の回でチームメイトが追いついてくれて、そこからは自分の投球ができた」と振り返った。
今後については未定としながら、「静岡の野球を盛り上げるために少しでも野球に携われていけたら」と話した。会見の最後にはDeNA時代からの先輩である倉本寿彦選手と静岡高校からの先輩、元西武・鈴木将平選手から花束が贈られ、目頭を熱くしていた。