クマのような動物の目撃情報があった静岡・富士宮市 地元猟友会が模擬銃を使った緊急銃猟の実施訓練 人の生活圏にクマが出た想定

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 24日、静岡県富士宮市で、クマのような動物の目撃情報がありました。25日緊急銃猟の研修会も行われています。

● 板垣亮記者:
「2頭のクマのような動物が目撃されたのはこの辺りです。周囲は山や竹林に囲まれているんですが、向こうに住宅が見えるように団地が隣接している場所です。」

 通報があったのは、富士宮市羽鮒(はぶな)の香葉台公園(こうようだいこうえん)周辺で、目撃地点から100m圏内には住宅街や団地が広がるエリアです。24日午後6時ごろ、住民から「路上に黒い動物が2頭いてイノシシとは違った動きをしている」と通報がありました。

 富士宮市によりますと、1頭は体長1mほど、もう1頭は体長30cmほど。2頭はその後、団地方面へ向かっていったということです。通報を受けた後、市と警察は現場周辺をパトロールしましたがクマの痕跡は確認されず、同法無線などで注意を呼び掛けています。

● 近隣住民 (50代):
「やはり怖いは怖い。もし遭遇してしまったらと。戸締りや警戒などできる限りのことはしていくしかないと思う。」

 そうしたなか、25日市内で行われたのは…。 地元猟友会が模擬銃を使って行った、緊急銃猟の実施訓練。市職員や警察など関係者25人が参加し、人の生活圏にクマが出た想定で行われました。

● 富士宮市 緑化・自然保全係 和田崇裕係長:
「緊急銃猟は住民の安全確保が大前提になる。どのように確保できるか関係機関と連携を密にしながらその上で実施していく」

 一方、緊急銃猟をめぐっては、県外でこんな場面も…。6月、福島市で4人を次々と襲い負傷させたツキノワグマ。その後、逃げ込んだ工場内で行われたのが、麻酔銃による緊急銃猟です。麻酔が命中、ところが…。

●襲ってくるクマ
「怖え」

 興奮したクマが襲い掛かってくる様子も…。

●駆け回るクマ
「弱ってなさそう」
「全くだ全然。効いてねえ、効いてねえ」

 まさに恐怖と隣り合わせとなる、実際の緊急銃猟。

● 緊急銃猟の現場にいた関係者
「窓ガラスは叩くし、車体は揺らすし、怖かった」

 県内ではこれまで緊急銃猟が行われたことはなく、クマと実際に向き合った経験があるハンターや職員が少ないのが実状です。

 今年、すでに29件のクマ目撃情報が寄せられている富士宮市。活動が活発になるシーズンを前に、危機感を高めています。

● 担当者: 
「静岡は東北のような頻繁に日常生活圏にクマが出没する状況ではないが、緊急銃猟を行う可能性は0ではない。実際に即座に実行できる態勢を組んで緊急銃猟を実施できるように準備を重ねていきたい。」