「早く処理して第1回の期日を迎えたい」違法捜査で袴田巌さんを犯人に…弁護団が国や県に6億円の損害賠償を求めている裁判の進行を協議  

 違法捜査で袴田巌さんを犯人に仕立て上げたとして、国や県に6億円の損害賠償を求めている訴訟を巡り、4回目の進行協議が行われました。

 袴田さんの弁護団は県警や検察が違法な捜査で袴田さんを犯人に仕立て上げ、死刑の恐怖を味わわせたとして国と県におよそ6億円の損害賠償を求める訴えを起こしています。

 29日行われた4回目の進行協議では、終了した刑事裁判の概要を説明し、それを踏まえて本件民事裁判における主張の骨格(違法と責任の対応関係)を整理して主張する準備書面を提出したということです。

 弁護団は警察あるいは検察が真犯人や犯行についての真実を隠して、袴田さんに虚偽の嫌疑を造り出したとしてそれを違法行為だと強く主張しています。

 前回の7月の進行協議の際に裁判所から事件の中身の把握ができていないことから、事件の概要を説明してほしいと要望があり今回の提出に至りました。

 しかし、さらに裁判所から「検察と警察の捜査段階の違法な行為の違いを明確にしたうえで損害との関係を整理してほしい」と要望があったということです。

 これに対し弁護団は次回の12月24日までに、書類を改めて書き直して提出する予定です。

●小川秀世弁護団長:
「袴田さんが元気いっぱいなわけではないというのは皆さんもご承知だと思いますけれどもそういう状態の中で、第1回期日も迎えられないような状態で進んでるということが、弁護団としても不甲斐ない。少しはっぱをかけて、みんなでこれを早く処理して、第1回の期日を迎えていきたいというふうに思っています」

 今後は12月と追加で来年3月に進行協議が予定されていて、第一回口頭弁論の期日は来年度以降になります。

「早く処理して第1回の期日を迎えたい」違法捜査で袴田巌さんを犯人に…弁護団が国や県に6億円の損害賠償を求めている裁判の進行を協議